あなたは楽観的な性格でしょうか。
僕はどちらかといえば楽観的な性格ですが、普段、楽天的なぶん落ち込むとどうやって回復すればいいのか分からずに戸惑ってしまいます。
今回は、癒しのために自分自身へ向けて書いた記事ですが、同じようにスランプの気配を感じている人の参考になれば幸いです。
目次
ネガティブ思考のきっかけはなにか
ネガティブ思考から抜け出すためには、まずネガティブ思考のきっかけとなった事象を特定します。
たとえば、気候変動による体調不良、あるいは友人知人の心ない一言、仕事での失敗もあるかもしれません。複合的な要因もありえるでしょう。
いずれにしろ、敵が分からなければ対処のしようもありませんから、まずは心当たりのあるネガティブ思考のきっかけを挙げて、そこからネガティブ思考のきっかけを特定しましょう。
きっかけが対処可能なものかを判断する
ネガティブ思考のきっかけが対処可能なものであれば話は簡単です。
気候変動による体調不良がネガティブ思考のきっかけならば、睡眠や食事、入浴などで身体を労わることが具体的な対処法になります。
しかし、既に起こってしまったことへの後悔など、具体的な対処法をとるのが難しい場合には、外部への働きかけは現実的ではありません。
そんなことをしても余計に疲れるだけです。
外部への働きかけがダメなら内部に目を向けて、ネガティブ思考をとめるしかありません。
思考の上書き、あるいは強制終了
ネガティブな考えは一度はまり込むと抜け出すのは一苦労です。
延々と同じことを考え続けてどこにも辿り着かない思考は、頭と心をじわじわと消耗させていきます。
このような堂々巡りをやめるには2つの方法が考えられます。
それが思考の強制終了と上書きです。
思考の強制終了
シロクマのことだけは考えるな、と言われるとシロクマのことが頭から離れなくなるように、「なにかについて」考えるのをやめるのは非常に難しいです。
でも、考えることそれ自体をやめるのは実はそれほど難しくありません。
「今、ここ」だけに集中すればいいのです。
具体的には
- 激しい運動をする
- デッサンをする
- 瞑想をする
- 音楽を聞く
などが「今、ここ」だけに集中するのに役立ちます。
いずれも目や耳、手先、目の前の景色や音など、自分の「身体」や自分以外の物事に集中する活動であるのが特徴です。
このような今ここへ集中する活動をすれば思考の堂々巡りは止まります。
このあたりの「今、ここ」へ集中する効能については以下の書籍に詳しく科学的な根拠が記されていますので、興味があればぜひ読んでみてください。
ちなみに、僕はどうしてもダメなときには強かに酔っぱらって意識を飛ばします。
でも、お酒の力を借りた強制終了は脳にダメージを与えますので激しくお勧めしません。
思考の上書き
ネガティブな考え方がやめられないときは、考え方が偏っています。
考えるという行為をざっくり分解すると
- 考える材料=対象
- 考える方法=言葉
- 考え方=論理の組み立て方
に分けられます。
1.考える対象については、無理に変える必要はありません。考えるべき問題を無視するのは逃げに他ならないので、できればしっかりと向き合うべきです。
そこで、2.考える方法と3.考え方の二つを変えてネガティブな考えを止めます。
具体的な方法は、対話と読書です。
口癖や考え方は普段つき合っている人に似てくるものです。
そこで、とにかくポジティブな人と対話して、自分が陥っているネガティブな考え方を少しずつポジティブなものに寄せていきます。
そして、読書も対話と同様にポジティブな内容のものを読めば考え方の癖を修正できます。
特に読書は思考の追体験となりますから、頭の中で無意識に使っていた言葉のセットをポジティブなものに置き換えられるので効果的です。
対処法は対症療法でしかない
以上のように思考の上書きと強制終了でネガティブな考えのループが止められたとしても、それで問題が解決するわけではありません。
あくまで心と頭を無駄に消耗させなくなっただけです。
無事に空回りが止められたのならば、次はクリアな頭で抜本的な問題解決方法を考えましょう。
ネガティブな考えや不安にとらわれやすいのは、障害や危険を敏感に察知できる優れた特性です。
せっかくキャッチした問題の芽はしっかりと摘んでおきましょう。
悲観的楽観論者でいよう
現実の状況に対しては考えすぎなくらいネガティブに把握する。しかし、それは解決できるはずだと楽観的に構える。
僕はこのような態度を悲観的楽観主義と呼んでいて、いつもそうありたいと考えています。
しかし実際にはたびたび、今回のように悲観論か楽観論のどちらかに振り切ってバランスを欠いてしまいます。
心のある人間ならばときには落ち込むのも仕方ないとは思いますが、せめて自分が今どちら側にあるのかを意識してうまく調整していきたいものです。
【参考書籍】
参考書籍は以下のとおりです。
この書籍では引き寄せの法則は手厳しく否定されています。
僕にとっては非常に納得のいく内容でした。