煽る文章の作り方3選




twitterをはじめてまだ間もない僕ですが、前向きでためになるツイートが多くて本当に助かっています。

でも、なかには目にした瞬間に胸の中にモヤモヤした何かを感じるツイートもあります。

そのモヤモヤがなんなのか、あらためて考えてみました。




煽るポイント

これは自分でしたツイートです。

意図的にモヤモヤする内容にしました。
ただ、ほとんど反応がなかったので、狙いどおりになっているかどうかは検証できていません。

意図的に仕込んだモヤモヤポイントは3つあります。

  1. 質問に答えていない
  2. うっすら上から目線
  3. 切り捨てる

です。

ひとつずつ詳しくみていきます。

質問に答えていない

忙しい、食べられない、眠れないのが悩みです」という質問に「たくさん食べて、ゆっくり眠れば悩みは解消します」と、わざと問題をずらして回答しています。

「それができないから、困ってるんだよ」
「ちょっと待って、僕の話をちゃんと聞いてました?」

と思わせたら成功です。

ちなみに、これが「悩みやすい性格で困っています」という質問ならば正しい回答になります。

このあたりの会話のすれ違いは悪意がなくても、起こりうるというのが怖いところです。
前提と問題の共有をしなかったために、議論が平行線をたどるという経験は誰しもあるのではないでしょうか。

うっすら上から目線

丁寧に悩みを解消する方法に答えているように見せかけて「自分はしっかりと食事ができて、たっぷり睡眠をとれる環境にあるよ」とマウンティングしています。

「はいはい、あなたは恵まれた環境にありますね」
「あなたはそれができるかもしれないけれど、僕には無理だ」

と思わせたら成功です。

切り捨てる

「それができない人は緩やかに死んでいます」と言い放って、切り捨てます。
もちろん、できないことを重々承知しているうえで。

ここまで言われると、純粋な認識のすれ違いであったとしても、さすがに腹が立つのではないでしょうか。

ここでなんらかの反論が出てきたのならば成功です。

モヤモヤしたときには

なぜモヤモヤしたのか考えてみると、意外なことに気付くこともあります。

上記3点の「頓珍漢な回答、マウンティング、切り捨て」がないにも関わらず、どうもモヤモヤするといった場合、正論に反抗したくなる心理が自分の中にあったりしませんか。

僕はモヤモヤしたとき、子どものころに母親から「宿題やったの?」と問われて「今やるところだったのに、お母さんのせいで、やる気が失せた」と答えたことをたまに思い出したりします。

そういう時は、他人の言葉を借りて自分が怠けることを正当化しているな、と反省します。

いずれにしろ、なにかモヤモヤするということは、どこか心に響くことがあったということなので、できる限りそれを見極めたいと思っています。

結局、なにを信用すればいいのか

世の中には色々な名言や格言が溢れていますが、ひとつのことに全く逆の意見を述べているものも少なくありません。

二度あることは三度ある

三度目の正直

どっちやねん、と関西弁で突っ込みを入れたくなります。

そんな矛盾に満ちた言葉があふれているなかでも、結局は、自分自身でなにを信じるかを決めなければならないわけですが、困ったことに、どうしても人は楽な方を選びがちです。

かといって、困難が予想されるほうをわざわざ選ぶのも合理的ではないように思えます。

どうしたらいいのか、と考えた末に僕はある書籍に書いてあることを信じることにしました。

月に吠えても自分の影は釘付けにはできない。エリック・バーカー著『残酷すぎる成功法則』

キャッチ―過ぎるタイトルに釣られそうだが、内容は巷に溢れている成功法則をハーバードビジネスレビューはじめ、各種研究結果を用いて検証していくというもの。 その検証方法もいわゆるプロコン方式で行われているため中立的で公正な検証がされているように思える。

これと、もう一冊は書評を書いてはいないのですが

「やり抜く人の9つの習慣」ハイディ・グラント・ハルバーソン 著

の2冊です。

いずれも、たくさんの文献をもとに成功法則を科学的に検証しているということが特徴的な自己啓発書です。

僕自身は、科学は現代でもっとも蓋然性の高い宗教でしかない、という考え方をしているので、頭からその妥当性を信じているわけではないのですが、なにかを信じなければなにもできないので、とりあえずはこの2冊を判断基準にしています。

もし、巷に溢れる自己啓発本に惑わされている人がいたら、上記2冊をお勧めします。

ただし、この成功法則を行動基準にしている僕自身が成功していない、という事例があることはお忘れなく。




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