クラウドソーシングが当たり前に普及した昨今。
パソコンひとつあれば誰にでもすぐに始められるwebライターに興味があるけれど。。。
実際、どのくらいの時間をかけて、いくらくらい稼げるものなのか。
ネットで調べても「ぜんぜん割に合わない」だったり「余裕で月20万円」だったり。
で、結局どっちだよ! と分からなかったので、とりあえずやってみました。
自分もライター始めてみたいけど、と迷っているひとの参考になれば幸いです。
稼働時間、執筆文字数、収益など
- 稼働時間 約30時間(延べ5日間)
- 執筆文字数 約60,000字
- 執筆記事数 11記事
- 契約文字単価 0.5円
- 報酬 約30,000円
以下でひとつずつ詳細を報告します。
稼働時間
稼働時間は、5日間で合計30時間ほどでした。
一日あたり、だいたい6時間くらいを目安に作業しました。
午前3時間、午後3時間をベースにしていましたが、どうしても作業できない場合には別の日に作業を振り替え。
たとえば、火曜日に3時間しか作業できなかったのならば、水曜日に9時間作業をするなど。
執筆文字数
5日間で60,000字書きました。
作業時間が30時間なので一時間あたり平均で2,000字くらい書いていたことになります。
今回、契約させてもらったクライアントは、すでに構成案ができているものを執筆するという契約だったので、構成案を練る時間は含まれていません。
また、この時間の中には記事を執筆する作業以外にも
- リサーチ
- 写真選定
- コピペチェック
- CMSへの入稿
などの作業時間が含まれています。
それを考えると、時間当たりの執筆文字数はもう少し多いかもしれません。たぶん2,500字くらいかな?
執筆記事数
この5日間で書いた記事数は11記事です。
ひとつの記事の文字数は6,000字を基準にして案件を選びましたが、たまに4,000字や3,000字の記事も受注しました。
なぜ、わざわざ6,000字という文字数の多い記事を選んで執筆していたのかというと、長い記事を執筆した方が効率が良いからです。
ひとつの記事を仕上げる場合には、その文字数に関わらず、前項で挙げたような執筆以外の作業が必要なので、短い文字数の記事を多く受注すればするほど、執筆以外の作業をする回数が増えてしまいます。
3,000字の記事をふたつ受注するよりは、6,000字の記事をひとつ受注した方が執筆以外の作業にかける手間がひとつ減るので効率的と考えました。
契約文字単価
文字単価は一文字0.5円で契約しました。
6,000字の記事をひとつ書いて3,000円の報酬です。
実際にやってみて分かりましたが、この単価設定は実に絶妙。
僕の場合は6,000字の記事をひとつ書きあげるのに、だいたい3時間くらいかかります。
今回は一記事3,000円の報酬ですので、時給換算すると1,000円くらいの労働ということになります。
これが時給換算して500円とか600円とかの最低賃金を下回るようだったら、やってらんねー!となりますが、1,000円くらいだと微妙にコンビニでバイトするより良かったりします。
とはいえ、これのみで食べていくことを考えれば、時給換算で2,000円つまり文字単価1円以上は欲しいところです。
まだ一週間もやってない駆け出しライターなので贅沢は言えませんが、いずれは高単価案件にもトライせねば行き詰ること間違いなし。
報酬
報酬は30時間で約30,000円でした。
仮に一週間あたり5日間稼働で月収300,000円を目指すならば
- 300,000円/4週=75,000円/週
- 75,000円/5日=15,000円/日
- 15,000円/一記事3,000円=5記事
となりますから、一日に6,000字の記事を5つ仕上げなければならないことになります。
僕の場合は6,000字を書くのに3時間なので、一日当たり3時間*5記事=15時間働かないと月収300,000円には届かない。
会社に所属して働いていたときは平均して一日14時間くらい働いていたので、無理ではないですが。。。どうなんでしょう。
でも一日14時間働いても月収300,000円には及んでいなかったので、それに比べればマシかもしれません。
まとめ
実際に未経験でいきなりライターをがっつりやってみましたが、思ったよりも悪くないというのが感想です。
タイピングが早いことや使用するPCのスペックが高いという前提条件つきですが
「ぜんぜん割に会わない」わけでも「余裕で月20万円」というわけでもなく、やればやっただけ稼げる普通の労働といったところです。
もっとも、安く買い叩かれているなという感じはありますが、実績を積んで単価を上げることができれば、これだけで食べていくこともできそうな気はします。
それと、実際にやってみるまで分からなかったのですが、結構な重労働でした。
一日6時間くらいしか作業していないのに、目と肩と手首の疲労がやばい。
本業としてやっていくことを考えるならば、PCだけではなく運動習慣が必須になると思います。