お仕事、捗ってますか?
最近、僕は物を書くようになって、あらためて色々と書き方のノウハウを調べているのですが、気付いたことがあります。
それは、言い回しなどの言葉の使い方や文章構成についての情報は多いのですが、作業環境についての情報が少ないということです。
そこで、実際に物書きをしている人はどのような環境で作業をしているのか、実例のひとつとして僕の作業環境を紹介します。
使用PCなどなど
使っているPCはwindowsのthinkpadのハイエンドモデルです。
ハイエンドモデルというのは要するに、お高いけどそのぶん高スペックですよというモデルです。
僕はこのPCを約200,000円で購入しました。
かなり高いと思われるでしょうが、色々なPCを使ってきて僕が出した結論は、日常的に使うものには投資を惜しんではいけないということでした。
キータッチや画像の読み込みなど、ちょっとしたストレスでも積み重なると大きくなります。
安物買いの銭失いにならないように、仕事の相棒になるPCには妥協しないほうがいいです。
そして、これが声を大にして言いたいのですが、僕はディスプレイを複数枚使っています。
マルチディスプレイのメリット
ディスプレイを複数使う=マルチディスプレイは本当に強くおススメします。
なにかを書く場合には、そのためにリサーチが必要になってくると思います。また、クライアントのいる案件であれば、クライアントさんとコミュニケーションもとらなければなりません。
そんなときに、通知の度にいちいちウィンドウを開いたり、リサーチした結果を確認するためにウィンドウを開きなおしたりといったことは、はっきりいって手間です。
そこで、マルチディスプレイです。
メールもチャットもテキストライターも、全部開きっぱなしの一目瞭然で、生産性爆上げです。
その他にも一つのモニターで写真のサムネイルを確認して、別のモニターでphotshopを立ち上げる、そしてまた別のモニターでCMSを操作するなどもできます。
単純に作業スペースが広くなるということですが、これはすごく効率性に大きな違いを生みます。PCのメモリーが倍増するようなものです。
メモリーってなに? なひとは
を読んでもらえると嬉しいです。
具体的な使いかた
実際の環境をお見せできなくて申し訳ないのですが、だいたいこのフリー素材写真のようなノートPC×1、ディスプレイ×2の環境で作業しています。
使えるディスプレイは3枚です。
手前のノートPCは主に入力用として、そこにプラスで2台のディスプレイを接続しています。
また、僕は2台目のディスプレイは縦長のものを設置しています。
なぜかというとチャットツールやtwitterなどの、上から下へ流れていくタイムライン形式の情報を確認するのに都合が良いからです。縦長の方が一枚のディスプレイに表示できる情報が多いですからね。
そして、他のモニターは状況にもよるのですが、基本的には
- 入力用(原稿作成などの実作業をするモニター)
- 参照用(リサーチ結果や、レギュレーション、マニュアルなどを表示させておくモニター)
- コミュニケーション用(チャットやメールなどをするモニター)
に分けて常時表示させておいてます。
ちなみに一度だけ、18歳未満閲覧禁止なものを3枚同時に映してみたのですが、どれにも集中できないのでおススメしません。
導入ハードル
マルチディスプレイの良さが分かってもらえたとして、じゃあそれを導入してみようとなったら具体的にどうすればいいのかを紹介します。
コスト
気になるお値段ですが。。。ディスプレイの品質にこだわらなければ30,000円以内で揃います。
僕が使っているのは1万円ちょっとの足つきディスプレイと、2万円くらいの携帯できる薄型ディスプレイです。
接続方法
これは色々な方法があるのですが、無線での接続は推奨しません。
通信環境が不安定だと断になりやすいでしょうし、安定接続できていたとしても、操作にラグが生じるのでストレスを感じますので、有線接続が基本です。
有線接続の場合にも、ハブを噛ませて一つの端子から出力することもできますし、別々の端子から出力することもできます。
僕は、普通のHDMIからひとつ出力して、もうひとつはUSB出力しています。
PC側での設定方法
マルチディスプレイで映像を出力する設定は複数ありますが、基本は「複製」と「拡張」です。
「複製」はそのままメインPCの映像をサブディスプレイにも映す設定です。
映像の出力先がプロジェクターや発表用のモニターならば複製でいいのですが、自分だけが見るディスプレイに複製する意味はありません。同じが映像が3枚のディスプレイに映ってもちょっと賑やかで楽しい気分になるだけです。
なので「拡張」に設定しましょう。
拡張は3枚のディスプレイをひとつのディスプレイとして使うことができる設定です。
「拡張」にすれば、ディスプレイをまたいでマウスやウィンドウを動かすことができます。
別々のディスプレイに半分ずつウィンドウを表示したりもできます、が、そんなことをしても意味はないですね。
こころもマルチディスプレイで行こう
マルチディスプレイ環境のすばらしさを分かってもらえたでしょうか。
さほどのコストもかからないですが、効果は抜群です。(そしてなんとなく証券会社の金融マンになったみたいでカッコいい)
マルチディスプレイ環境が整ったら、最後に推奨したいのが、心のマルチディスプレイ環境の構築です。
それぞれのディスプレイに出力用、参照用と役割を分担させるように、なにか物事をみるときにも批判用、分析用、学習用などなど自分の心持ちに設定を与えると、多角的な物事の見方ができるようになれるのではないかと思います。
実際に、僕は調べ物をするときにひとつのディスプレイでは肯定的な意見を検索して、もうひとつのディスプレイでは否定的な意見を調べて対比するというようなやり方もしています。
ブレない軸を持つのも良いですが、たまにはブレッブレの多様な考え方を、自分のなかに混在させてみるのも面白いのではないでしょうか。