遅筆だった僕が2週間で一時間あたり5,000字書けるようになった方法

ライターとして仕事を始めた僕ですが、仕事をはじめた時には1時間あたり平均1600字くらいの執筆速度でした。
その時は、まぁまぁ早い方かなと思っていたのですが、いざそれでお金を貰うとなると時間あたりの稼ぎが少なくてやっていけませんでした。

そこでなんとか執筆速度を早めようと努力した結果、倍速以上のスピードで書けるようになりました。
早く書く必要があるけれど、なかなかうまくいかない。そんな人の助けになれば幸いです。

目次

前提

まずは僕がどんな環境でどれくらいのスキルを持っていたのかを説明します。
このくらいの人が、これくらいの工夫をすれば効果があるんだな、という基準にしてください。

ブラインドタッチ

もともと事務的な仕事を長くやってきたので、タイピング速度はそこそこ早いほうでした。
ブラインドタッチはもちろんできます。

かな入力ではなくローマ字入力を使っています。
かな入力にすれば単純にタイプする回数が減るので執筆速度が劇的に上がるのは分かるのですが、すでにローマ字入力に慣れているため、かな入力の修得は諦めました。

PCスペック

使っているPCはかなり性能の良いものです。
少しでも入力の反応が悪いとストレスもたまりますし、少しの差でも積み重なると結果に大きな差が出ると思っているので、ここは思い切って投資しています。

それと、キーボードも少しだけ設定を変えています。
無変換キーと変換キー。これがスペースキーの両脇にあるのですが、まぁ使わないですよね。

これに別の機能を割り当てると非常に便利です。
僕は、無変換キーと変換キーに全角と半角の機能を割り当てています。
そうすると全角半角の切替がものすごく素早くできるので、文字の入力速度が上がります。

執筆前の準備

構成

構成はあらかじめ執筆前にある程度決めておきます。
書きながら構成を考えていく天才的な人もいるらしいですが、僕には無理ですし、そもそも仕事上、すでにあらかたの構成案があるので自由にはできません。

ただ、見出しの追加は可能なので、できるかぎりそれはするようにしています。

構成案はデスクに座っては行っていません。
思いついたときにslackに箇条書きで記録しています。
slackとは無料のチャットツールですが、僕は誰かとチャットをするためにではなくて、自分用のメモとして使っています。

ネタ

その他、何かネタになりそうな文言や情報、フレーズなどは思いついたらこれもslackに書き留めています。

ちなみに、これを読んでいる人の中で小説を書いている人がいたならば、どんな情景であれ心に引っかかることがあったのなら、断章として書き出しておくと、思いもよらない場面で役立つことがあるのでお勧めします。

僕は、slackは断章くらいのボリュームの文章作成には向いていないと考えて、断章はEvernoteに格納しています。

メモ書き

構成案があらかたできたら、その見出しを眺めながらなんとなく、そこへ書くことをイメージします。
この段階では文章化すらできていないので、僕は思いついたイメージの単語をその見出しの中に列挙しておきます。

執筆中

ポモドーロテクニック

ポモドーロとはイタリアのパスタ料理の一種ですが、その湯で時間?が由来なのかどうか知りませんが、短時間の集中を繰り返すという生産性を高めるビジネスライフハックです。

一般的には25分の集中する時間を定めて、休憩を挟み、また25分集中するというサイクルを繰り返すものですが、僕は25分のスパンは短すぎてストレスがたまったので、60分一回転で回したところ生産性が一気に向上しました。

それぞれ、自分にあった時間を試してみると良いのではないのでしょうか。

糖分

エビデンスがあるのかどうか疑わしいところですが、頭を使うと糖分を消費するということから、糖分を余分に取るようにしました。
感覚的にはたしかに、糖分を取った方が頭の回転が速くなった気がします。

プラセボ効果かもしれませんが、効果があればそれで良いので気にしませんでした。

メンタルブロック破壊

これが一番難しかったのですが、もっとも効果があるのではないかと思います。
どうしても外に出す文章となると、その出来が気になります。こんな出来で良いのだろうか、もっと良くできるのではないだろうか、ここはもう少しこうした方が、色々な考えが頭をよぎりますが、まずはいったん無視しましょう。

バックスペース禁止

メンタルブロックを壊したら、あとは書くだけです。書いている途中に不安になるかもしれませんが、心を鬼にして無視しましょう。そこはちょっと文脈的におかしくないか、こことここの文章は入れ替えた方が読みやすいのでは? なんて考えてしまうのも仕方ないですが、書き直しは禁止です。バックスペースは基本的に使用禁止。

ちなみに、このバックスペース禁止はどなたかのtweetで見たテクニックだったのですが、誰のものだったのかを失念してしまいました。
もし万が一この記事に目を通すことがあったのならばお知らせください。感謝しかできませんが、あらためて心を込めて感謝します。

誤字脱字上等

バックスペース禁止なので誤字脱字がヤバいことになります。
直したい、と思うのですが我慢して続けて書きます。書き上げます。

書き上げて読み上げると意味が分からなかったりします。
えっと何を書きたかったんだっけ? みたいなこともありますが、それでOKです。

次回バックスペース禁止で書く時には、不思議と誤字脱字が減ってきます。慣れでしょうか。

どうして書いている途中に直さないのか

まず前提として、文章は不思議なもので、どれだけ一生懸命に書き上げたとしても見直すと修正箇所が出てくるものです。終わりがないとさえ言えます。

以前、小説の新人賞に応募したことがあるのですが、その時はだいたい20時間で約50,000字を書いて、そこから25時間ひたすらに加筆修正して(9稿まで行きました)応募しましたが、それでも締め切りがあったので仕方なく切り上げたくらいです。(ちなみに結果は、下読みでハネられました。なんのプロットも作らずに、自分の癒しのためだけに書いたようなものだったので当然です)

そして修正についてですが、一か所の修正は別の個所に影響してきます。センテンスの順番、単語の意味の統一化、読点の場所などなど有機的に絡み合っています。

ですから、書いている途中で修正した箇所が別の修正の影響を受けて、また修正する羽目になることもあります。そうすると初めに行った修正は本来する必要のなかった修正ということになりますから無駄な作業です。

なので僕は、すべて書き上げてから修正するほうが効率的だと考えています。

リアルタイムに修正していくと、そのつど頭の中で「書くモード⇔直すモード」に切り替えなければいけないのも効率的でないと思っています。

体感的にも、書くフェイズと直すフェイズは明確に分けた方が、最終的に品質が高いものが出来ている気がします。

 

とはいえ。。。早けりゃいいってものでもない

さて、ここまでの工夫をやり続けると、徐々に執筆スピードが速くなってくると思います。
感覚的には

  • 事前環境。。。。。。20%
  • 執筆前の準備。。。。20%
  • 執筆中のメンタル。。30%
  • 執筆テクニック。。。30%

くらいの割合で寄与するような気がしています。

 

とはいえ、早く書けたとしてもその記事の内容が魅力的かどうかには関係がありません。
ここまで読んでくれた方ならよく分かると思います。

読んでいる方の役に立つのか、楽しい気持ちになってもらえるのか、それはまた別の話です。というか、それはむしろ僕がみなさんに教えてもらいたいくらいです。

(参考:この記事は約3,000字、構成執筆含め40 分で書きました。推敲は軽く1回。)

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