投資に関するオススメ本紹介。これくらい読めば大損はしないはず!




投資に興味があるけれど、なにをどう学べば良いのか分からない人も多いのではないでしょうか。

今回は、とりあえず大勝ちしないまでも損失を出したことのない僕が今まで読んだ本の中からおすすめを紹介していきます。

初心者から上級者まで役に立つような多くの本を紹介しますので、ぜひ投資に役立ててみてください。

いっぱいあるので、目次から興味のある本に飛んでもらえればと思います。




投資に関するオススメ本をつらつらと。これくらい読めば大勝ちしないまでも大損はしないのでは。

FP3級テキスト

FP3級テキストでは、お金にまつわる基本的なライフプランニングの考え方と手法が学べます。

そのなかで当然に長期的な資産運用もライフプランニングの重要な要素として学んでいくことになります。

社会保険や各種医療保険、生命保険、そして株式などの金融商品や不動産取引など、お金に関するあらゆる項目が網羅されていますので、今後、投資を行っていくと考える時の基礎がすべて学べると言っても良いでしょう。

株式や為替、債券、不動産など投資には様々なものがありますが、いずれも投資のひとつの選択肢に過ぎません。

なにかひとつに限定するのではなく、社会情勢や自分の経済状況などに応じて最適な資産運用方法を選択することが大切です。

FP2級テキスト

扱う領域はFP3級テキストとほぼ同じになりますが、より専門的な内容になっているのがFP2級テキストです。

FP3級テキストでは概要の説明にとどまっていた金融商品についてより突っ込んだ内容が記載されており、具体的なリスクマネジメントの方法やマーケット環境の理解の仕方などを学ぶことができます。

また、所得税を始めとする税制についても詳しく解説されていますので、投資によって生じた利益にどのような税金がかかるのか、また、無駄な税金を払わないためにはどのような工夫が必要なのかも学べます。

道具としてのファイナンス

「道具としてのファイナンス」はファイナンス理論の書籍ですが、その主眼は使えるファイナンス理論です。

つまり、難しい数式や理論を理解していても実際にどのように使っていけばよいのか分からないという状況にならないことを目的としています。

対象読者はビジネスマンのため、投資本とは思えないかもしれませんが、実際にエクセルを使ってファイナンス理論に基づいた表を作成したりという手順は、投資の際に銘柄を分析したり、収益を予測する際には非常に役立ちます。

この書籍を読むときには実際に手を動かしながら表を作ってみると、理解が一気に進むでしょう。

財務三表一体理解法

財務三表とは損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の3つの決算書類です。

これらをあわせて財務諸表とも呼ばれます。

これら三表はひとつで完結せずにそれぞれがつながっているものですので、一体にして理解する必要があります。

そしてファンダメンタルズ分析で株式銘柄の理論株価を算出する際には、これら財務三表の理解が欠かせません。

とりわけキャッシュフロー計算書が投資においては重要となります。

一度で理解できずとも、同じ著者による同様の書籍は複数ありますので、併せて読むことで理解が進むのではないでしょうか。

臆病者のための株入門

まさに株式投資の入門書といえる書籍です。

株式投資の詳細な言葉や手法などを紹介する本ではありませんが、どのようなスタンスでの取引があるのか、メリット・デメリットを具体的に挙げながら解説されています。

投資をすると必ず儲かるというような読者を煽るような書籍とは一線を画す内容ですので、色々な本で投資を勉強するうえでこのような本もおさえておくと冷静な頭で投資について考えることができるでしょう。

また、著者は「マネーロンダリング」で有名な橘玲氏ですが、「臆病者の~~」シリーズは他に「臆病者の裁判入門」「臆病者の億万長者入門」などがありますが、どれも大変に実践的な内容となっています。

金持ち父さん貧乏父さん

もはや資産運用の考え方を学ぶ古典といえる書籍です。

投資や複利の素晴らしさを説く内容ですが、読者に語り掛けるような論調は非常に読みやすく、読後には投資や資産運用に対してのモチベーションが高まるはずです。

専門的な内容はありませんが、基本的な考え方を学ぶうえで必読書と言えるでしょう。

ウォール街のランダム・ウォーカー

長いあいだ重版を重ねている投資の古典的名著です。

専門書ではなく投資読み物であり、難しい数式などはなく簡単な図表で説明がされます。

内容としては株式投資の予測は非常に困難でありテクニカル分析などは無意味であるというような趣旨ですが、短中期の投資の考え方のひとつとして読んでおいて損はありません。

また、金融取引が社会に表れてからどのようなビッグイベントがどうして発生したのかといった、金融に関わる歴史をおさらいすることもできます。

これから短中期の投資を行ううえの教養として読んでおくべきでしょう。

キーポイント微分積分

キーポイントシリーズは、初等大学教育を念頭においた数学のテキストです。

イラストや文字装飾などはほとんどなく無味乾燥な印象ですが、内容はすっきりとしていて、また解説も非常に理解しやすい優れた数学のテキストです。

微分積分は日常生活であまり使用することがないように思われがちですが、投資の世界においては価格の変動率などを理解するために非常に重要なものです。

数学は苦手とする人も多いですが、一度理解してしまえば大変有用です。

読み物で歴史を学ぶ他に短中期の投資へ真剣に取り組むのであれば数学の知識は避けて通れません。

微分積分もそのひとつです。

物事が一定時間でどれだけ変化するのかが速度であれば、微分は変化の速度ということになります。

言葉で表現すると難解ですが、数式を追うことで言葉では取り扱いにくいことも理解することができます。

短中期の投資をするうえで、このような掛け算割り算の一つ上の概念を理解しておくことは大きな力になるはずです。

予測とは具体を抽象化して、それによって行うものですから、微分積分は予測で必須の技術になります。

ぜひ修得しておきましょう。

キーポイント確率統計

こちらも初等大学教育向けテキストのキーポイントシリーズです。

確率・統計も投資の世界では期待値を計算するために必須となります。

微分積分と確率統計はファンダメンタルズ分析よりはむしろテクニカル分析で必須となりますので、ぜひ理解しておきましょう。

数学を扱った書籍は他にもたくさんありますが、理工系を専門としていない出版社のものでは数式に誤りがあることも珍しくないため、難しいと感じても理工系書籍を購入することをお勧めします。

値動きが予測不可能な投資をする場合には確率統計の学習は不可欠です。

感覚で投資先を選定してリスク分散するのは危険ですから、しっかりと確率統計を学んで計算して投資先を分散することでリスクはある程度コントロールすることができます。

また、確率的思考や統計学の理解は、詐欺に近い投資案件を見破ることもできます。

自分の投資のためだけではなく自衛のためにも確率統計は学んでおきましょう。

数学を学ぶうえで数式を見ると拒否反応が出る人も多いと思いますが、数式には論理の飛躍がありませんので、しっかりとひとつひとつ式を追っていけば必ず理解できます。

忍耐強く取り組みましょう。

日経平均公式ガイドブック

投資をするにあたって日経平均株価を避けてとおることはできません。

日経平均公式ガイドブックは、日経平均株価の算定方法や計算に使われている銘柄の移り変わり、曜日別、時間帯別の値動きの傾向など、日経平均株価を読むうえで必須となる知識を習得できます。

投資をするうえでもっとも注目すべきは日経平均株価です。

しかし、日経平均株価がどのような銘柄をいくつ採用して平均を算出しているのかを把握している人は意外と多くありません。

日常的に目にする日経平均株価ですから、正しく理解することで短中期の投資判断の精度を高めることができます。

曜日や月、季節要因など銘柄個別の属性ではなく全体としての動きを把握しておくことで、必要以上に値動きに動揺することもなくなるはずです。

日経平均公式ガイドブックで、基礎的な部分をおさえておきましょう。

経済指標の読み方

短中期の投資では各種経済指標から先行きを予測することが求められます。

日経新聞やニュースなどで目にすることも多い消費者物価指数や自動車販売台数、鉱工業生産指数などの各種経済指標が、先行指標なのか現在の指標なのか、先行指標ならば何か月先を予測したものなのかなどを把握しましょう。

また、その指標がなぜ先行指標として役立つのかを理解することで自分独自の指標を見つけることもできるかもしれません。

なお、各種経済指標についてはマクロ経済学の知識が基底にありますので、こちらも初等大学教育の経済学のテキストなどで学習しておくと理解が進むはずです。

これからの日本の論点

株式にしろ為替にしろ、経済は国際情勢や社会情勢などと複雑に絡み合っており、経済情勢単独での投資判断はできません。

そのため、今後の日本で問題となるであろうことを把握しておくことは欠かせません。

「これからの日本の論点」は、日本経済新聞社によって今後の日本の問題について予測したものが掲載されています。

鵜呑みにする必要はありませんが、ひとつの見方として参照しておくと大変役に立ちます。

経済指標などの定量的な分析以外にも短中期の投資では政治や地政学的リスクなどの定性的な分析も必要になります。

日常目にする新聞やニュースなどからも情報は得られますが、一冊の本としてまとまったこちらの「これからの日本の論点」を読んでおくと、論点を整理してそれらのニュースを解釈することができます。

未来の予測はあくまで予測でしかありませんので、本に書いてあることを鵜呑みにするのは危険ですが、ひとつの視点として情報に触れておくことは大切です。

その視点に違和感を覚えたのならば、それを追求することで自分なりの予測を立てることができるでしょう。

選択

会員制の定期購読雑誌である「選択」は大変優良な情報源です。

「選択」の記事で分析されてあるとおりの結果が後日、新聞やニュースで報道されることもままあります。

マスコミで報道される前に情報を得ることができるというのは短中期の投資では大変なアドバンテージになりますので、政治や経済の現場に身を置けない人はこのように少しでも早く情報を得ることのできる媒体に触れる機会を多く持つことが大切です。

日経業界地図

個別銘柄の株式に投資するときには、業界全体の概要とパワーバランスなどを把握しておかなければなりません。

それぞれの業界紙を購読すれば深い知識を得ることができますが、それほどの時間を割くわけにいかない場合には、日本経済新聞社が作成している「日経業界地図」に目を通すことで業界の全体像をざっくりとおさえることができます。

敏腕コンサルタントでもない限り、いくつもの業界に精通することは難しいものです。

そこで日本経済新聞社が発行する「日経業界地図」で自分が投資する業界についての基礎知識を得ておくことは短中期の投資では大変重要になります。

日経業界地図では、業界内での勢力図や今後の予測など業界に関する基礎知識が網羅されています。

情報の深度は深くありませんが、広く知識を得ることができるので、特定の業種に絞って投資を行うときにはぜひ目を通しておきましょう。

証券アナリストテキスト

証券アナリストはその名のとおり、株式をはじめとした各種証券の分析力を証明する資格です。

科目は証券分析に限らず、経済や企業分析など多岐にわたりますが、ファンダメンタルズ分析では特に財務分析を学ぶと良いでしょう。

証券アナリスト試験での財務分析では、財務会計の総論以外にも株式価値評価そのものもあります。

これを学べば、粗削りではありますが株式価値を独自に計算することも可能になります。

究極的には株式の価値を判断するのは個人の恣意的な判断が入り込む余地は避けられませんが、それでも株式価値評価の方法論を学べば、大きく歪んだ判断をすることは避けられます。

会社四季報

株式投資をする人で会社四季報を知らない人はいないというくらいに、株式投資においては必須の情報源となります。

会社四季報は、上場株式銘柄である企業の決算情報や大口株主情報などの銘柄分析に必要となる情報をほぼ網羅しています。

非常に分厚い書誌となりますが、インターネット証券口座を利用している場合には、ネット上で会社四季報の情報を得ることができるため、必ずしも書店で購入する必要はありません。

会社四季報は、情報量こそ多いものの一つの銘柄に関する情報は少なめです。

そのため、複数の銘柄を比較して業界の傾向をつかんだり、個別銘柄の特異点を探したりするときに比較対象をピックアップするためのインデックス代わりに使用したりします。

インターネットで閲覧することもでき、その場合にはネット上から詳しい決算情報やIR情報などにもアクセスすることができるので、ファンダメンタルズ分析の入り口としても有用です。

かつては株式投資といえば会社四季報でしたが、いまでもその様子は変わらないといえるでしょう。

MBAファイナンス

そもそも株価がどのような理屈でその価格となっているのかを把握するのに役立つのがダイヤモンド社の「MBAファイナンス」です。

テクニカル分析ではそのかぎりではありませんが、ファンダメンタルズ分析で使用する各種指標や計算式がどのような理屈で成り立っているのかが、簡潔かつ過不足なくおさめられています。

また、対象読者が経営者やファイナンス担当者などであるために、ビジネス現場を想定したエピソードが多く、読み物としても非常に面白く楽しめます。

長期投資には企業の財務分析が欠かせません。

「MBAファイナンス」は投資に特化した本ではありませんが、企業の財務を正しく理解するための知識が網羅されています。

特に企業価値の算定はそのまま理論株価の算出に使えるので学習する価値が高いです。

PERやPBRなどの代表的な株価の価値を計る指標にしても、基本的な知識を持ってみることでより正しい理論株価の算出につながります。

複雑な数式を理解することなしには財務分析はできませんが、時間をかけて学ぶことで投資の精度が高まるはずです。

中小企業財務の見方超入門

こちらは銀行員向けの書籍に特化した出版社の本です。

銀行員が融資業務を行うにあたって必要な知識が網羅されているので、非常に実務的な内容となっています。

やや専門的で難しい部分はありますが、理論だけではなく実務上どのように財務を見ているのかを理解できるので、投資において財務分析をする際にも大変役立ちます。

バーンスタインのデイトレード入門

そのもの書名でデイトレードと銘打っているだけに、デイトレードに特化した専門書籍です。

非常に分厚く価格も単行本では8,000円を超える高価な本ですが、それだけに内容は非常に充実しており、ボリンジャーバンドやオシレーターなど、基本的なテクニカル分析の知識はすべて収録されています。

デイトレードの知識や技術に関しては、これ一冊でほぼすべて修得できると考えても良いでしょう。

ただし、非常に専門的かつ分量も多い書籍ですから、入門書として読み始めると挫折してしまう可能性がありますので注意しましょう。

スイングトレード入門

こちらも「バーンスタインのデイトレード入門」と同じシリーズの本であり、価格もやはり8,000円を超えるものとなります。

「スイングトレード入門」という名称どおり、厳密にはデイトレードの本ではありませんが、デイトレードだけで投資を行うにしてもスイングトレードの知識も得ておいたほうが良いのは間違いありません。

デイトレードもスイングトレードも長期投資も、投資スタンスが異なるだけで同じ市場で取引を行っています。

同じ市場で取引するライバルたちの戦略を知ることも投資では重要です。

システムトレード基本と原則

デイトレードをある一定の規則に則って淡々と行うシステムトレードを検討している人は、本書でシステムトレードの基礎を学ぶと良いでしょう。

システムトレードは過去の市場の動きからシステムを構築するために、そのシステムが未来にも適用できるとは限りません。

しかし、自分の感情や判断にとらわれず取引ができるので、感情に振り回されやすい人には向いている投資方法と言えます。

マーケットの魔術師

「マーケットの魔術師」は専門的な技術書というよりは読み物に近い本ですが、投資本の古典として重版を重ねている名著です。

また、読みやすい内容ではありますが、メンタル面のカバー方法やリスク管理の手法など、実践的な内容もしっかりと書かれているので、投資本の入門書として読み始めるには向いています。

テクニカル指標の読み方・使い方

デイトレードでは様々なテクニカル指標を読むことが欠かせません。

「テクニカル指標の読み方・使い方」を読めば、基本的な指標の意味や使い方はほぼおさえられます。

必ずしも読みやすい内容ではありませんが、非常に多くの指標について触れられていますので、片脇に置いておき、指標を調べるときのリファレンスとして使うとあなたのデイトレードの大きな助けになるはずです。

お金持ちになれる黄金の羽の拾い方

「マネーロンダリング」で有名な橘玲氏の著作です。

投資をはじめとした資産運用の考え方を平易な文章と分かりやすい解説で示してくれる名著です。

お金に振り回されずに豊かな人生を歩むにはどうすればいいのか、その道筋をこの本で掴むことで精神的に安定した投資を行うことができるようになります。

なぜ投資のプロはサルに負けるのか

どれだけファンダメンタルズ分析やテクニカル分析に長けていても、正確な未来予測はできないので、最終的にはインデックスファンドを保有することがコストパフォーマンスに優れているという要旨の本です。

様々な投資本を読んであふれる情報に戸惑ったのならば、このような考え方に触れることで、一度自分の投資スタンスについて落ち着いて見直すのも良いのではないでしょうか。

波の上の魔術師

恋愛小説家として有名な石田衣良氏の小説です。

ただ淡々と数字を追うような投資の世界は、慣れてしまうと味気ないと感じる人もいます。

そこで投資の世界を舞台にした小説を読むと、数字の裏に潜んでいる人情劇や様々な舞台裏を想像できるので、あらたに新鮮な気持ちで投資に臨むことができます。

スティルライフ

こちらも小説家の池澤夏樹氏の本です。

一見、投資とはなんの関係もなさそうなテーマのように見える本ですが、読み進めるうちに投資が重要な位置づけとして出てきます。

タイトルどおり、非常に透きとおった静謐な空気に満ちた世界観は読後に穏やかな気持ちになれます。

投資を扱った小説でありながら、哲学的な感傷にひたることもできるので、投資で疲れた心が癒されることでしょう。

まとめ

投資は種類も数多く、また投資スタンスも様々なものがあります。

投資本もスタンスごとに無数にあり、どれが自分に向いているのか迷うところです。

今回、紹介した本はどれも名著と言えるものですので、この中から自分に合った本を選んで投資のスキルを高めていきましょう。




スポンサーリンク







フォローする

スポンサーリンク